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・他院歯根端切除術やり直し症例

■患者さんの訴え

「上の根の先が膿んでいる」

 

■治療内容

左右両側の上顎中切歯、側切歯、犬歯の歯根端切除術を行った。逆根充剤はスーパーボンド®

 

■治療経過所見

他院にて被せ物を入れたが根の先が腫れてしまい紹介されて病院歯科口腔外科にて歯根端切除術を受けたがまた腫れているということで当院を受診。通常の根管治療では治癒しないと考え歯根端切除術を適応。根尖は大きく切断されており逆根管充填はされていなかった。歯根はすでに相当短くなっていたためにほとんど歯根は切断せず研磨程度にとどめ逆根管充填した。処置を要する歯が6本あり創部が大きくなることから左右3本ずつ2回に分けて処置した。レントゲン写真上でも根の先の透過像(黒い影)は消失しており歯槽骨が再生されているのが確認できる。7年以上経過しているが経過良好である。

術後のレントゲン写真から歯根の長さと歯の冠の長さのバランスが悪くなってしまっている(歯の冠の長さに対して根の長さが短い)。歯根端切除術は歯根を切除する長さで予後が決まるものではなく原因を確認し原因の除去、感染ルート遮断を目的をした逆根管充填が必須であると考えられる。

 

7年後のレントゲン写真では歯根の先から離れた箇所に複数の透過像(黒い影)を何箇所か認めるが、歯根の先から離れていること、腫れ、痛みなどの臨床症状もないことより骨が大きく溶けていたことにより骨の再生よりも先に傷を治す肉が中に入り込んでしまった状態だと考えられる。

現在当院かかりつけの患者さんとなっているので、この透過像に変化がないことも根の先と同様に時折レントゲンにて確認していくこととなる。

 

■備考

歯根端切除術は安全な手術だが合併症を生じる可能性がある。

手術部位が細菌感染する可能性があり抗生物質の内服が推奨されている。手術する歯によって神経を損傷する可能性がある。(下顎第二小臼歯でリスクが高い)

術後の腫れや痛みは2〜3日をピークに落ち着いてくるが症状が長引く場合は歯科医の診察を受けてください。

当院での歯根端切除術は可及的に歯根切断量を短くするよう努めているが歯根が短くなることで動揺(歯のグラグラ)する可能性があります。

神経のない歯に行う処置のために術後、歯根破折のリスクがあります。

歯根自体が腐っている場合や確認できないヒビなどがある場合再発する恐れがあります。

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